第83号のトピックスニュースは難関の「認定血液検査技師」試験に合格
市立函館病院の臨床検査技師、髙屋絵美梨さんは昨年11月に行われた認定血液検査技師の試験に合格した。この資格は日本検査血液学会が発足した認定制度で、血液学的検査分野における高度の学識と技術を有する臨床検査技師の育成を図り、より良質な医療を国民に提供することを目的に創設された。
これまでの取得者は全国で1195人。道南では髙屋さんが2人目となる難関資格だ。この資格試験は経験年数10年以上の技師が受験することが多いが、弘前大学医学部保健学科の検査技術科学専攻を卒業した髙屋さんは入職4年目の速さで、しかも初めての挑戦で合格した。
血液内科を有する同病院は、道南や青森の一部地域の血液疾患患者を診療している。中央検査部の遺伝子細胞生物検査センターに所属する髙屋さんは「仕事の内容は骨髄液やリンパ節などの検体から標本を作製し、細胞の形態的な観察やフローサイトメーターを用いて細胞の特徴を調べることです」と説明する。白血病などに特徴的な遺伝子異常をPCR検査で調べるなどの高度な検査も提供してきた。資格を取得しようとした理由は「臨床検査技師として、血液検査に関してより深い知識を得ることで、医師に対して付加価値のある検査結果や追加検査につながるアドバイスを提供できるようになりたい」と考えたからだ。
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「この資格を活かして間接的に患者さんの病気の診断や治療の一助になりたい」と語る髙屋絵美梨さん
市立函館病院の臨床検査技師、髙屋絵美梨さんは昨年11月に行われた認定血液検査技師の試験に合格した。この資格は日本検査血液学会が発足した認定制度で、血液学的検査分野における高度の学識と技術を有する臨床検査技師の育成を図り、より良質な医療を国民に提供することを目的に創設された。
これまでの取得者は全国で1195人。道南では髙屋さんが2人目となる難関資格だ。この資格試験は経験年数10年以上の技師が受験することが多いが、弘前大学医学部保健学科の検査技術科学専攻を卒業した髙屋さんは入職4年目の速さで、しかも初めての挑戦で合格した。
血液内科を有する同病院は、道南や青森の一部地域の血液疾患患者を診療している。中央検査部の遺伝子細胞生物検査センターに所属する髙屋さんは「仕事の内容は骨髄液やリンパ節などの検体から標本を作製し、細胞の形態的な観察やフローサイトメーターを用いて細胞の特徴を調べることです」と説明する。白血病などに特徴的な遺伝子異常をPCR検査で調べるなどの高度な検査も提供してきた。資格を取得しようとした理由は「臨床検査技師として、血液検査に関してより深い知識を得ることで、医師に対して付加価値のある検査結果や追加検査につながるアドバイスを提供できるようになりたい」と考えたからだ。

「この資格を活かして間接的に患者さんの病気の診断や治療の一助になりたい」と語る髙屋絵美梨さん