第81号のトピックスニュースは「道南では初めての感染制御専門薬剤師に認定」
市立函館病院薬剤部薬剤科薬品情報担当主査の櫻田穣さんは感染制御専門薬剤師に認定された。日本病院薬剤師会では米国の専門薬剤師制度に倣い、2005年度にがん領域と感染制御領域で専門薬剤師制度が発足し現在5領域に設置されている。専門性の認定は認定薬剤師と専門薬剤師の2段階の制度であり、下位認定の感染制御認定薬剤師を有している櫻田さんは昨年12月東京で実施された書類審査と筆記試験に合格。前年度までに全国285人、北海道では8人の合格者しかいない難関資格で、道南では初めてとなった。
感染制御専門薬剤師は感染制御に必要な消毒薬・微生物・耐性菌等に関する基礎知識、感染症疾患の病態と患者特性、感染症治療等に使用される医薬品の薬理作用や体内動態、エビデンスに基づいた感染対策を十分理解していることが必須だ。必要なことは知識だけではない。「施設内の感染制御に関わる評価に必要な情報評価ができ、医療関係者への情報提供ができること。
抗菌薬などの適正使用の推進を図るため患者個々の症状や状況に合った薬物療法や感染対策を医師などに提案ができること。それと院内感染対策チームの一員として院内感染防止対策の貢献や感染制御に関する情報等を地域の他施設とも共有することなどがあります」と櫻田さんは教えてくれる。
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写真左から梶憲太郎さん、感染制御専門薬剤師の認定証を持つ櫻田穣さん、角洋彰さん
市立函館病院薬剤部薬剤科薬品情報担当主査の櫻田穣さんは感染制御専門薬剤師に認定された。日本病院薬剤師会では米国の専門薬剤師制度に倣い、2005年度にがん領域と感染制御領域で専門薬剤師制度が発足し現在5領域に設置されている。専門性の認定は認定薬剤師と専門薬剤師の2段階の制度であり、下位認定の感染制御認定薬剤師を有している櫻田さんは昨年12月東京で実施された書類審査と筆記試験に合格。前年度までに全国285人、北海道では8人の合格者しかいない難関資格で、道南では初めてとなった。
感染制御専門薬剤師は感染制御に必要な消毒薬・微生物・耐性菌等に関する基礎知識、感染症疾患の病態と患者特性、感染症治療等に使用される医薬品の薬理作用や体内動態、エビデンスに基づいた感染対策を十分理解していることが必須だ。必要なことは知識だけではない。「施設内の感染制御に関わる評価に必要な情報評価ができ、医療関係者への情報提供ができること。
抗菌薬などの適正使用の推進を図るため患者個々の症状や状況に合った薬物療法や感染対策を医師などに提案ができること。それと院内感染対策チームの一員として院内感染防止対策の貢献や感染制御に関する情報等を地域の他施設とも共有することなどがあります」と櫻田さんは教えてくれる。

写真左から梶憲太郎さん、感染制御専門薬剤師の認定証を持つ櫻田穣さん、角洋彰さん